(A,A,A,G,M,N,R)


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英語のアナグラムにはなかなかうまいものが多い。

Statue of Liberty = built to stay free vacation time = I am not active the eyes = they see listen = silent (via: http://wordsmith.org/anagram/hof.html)

アナグラムと回文ではどちらがつくるのが難しいだろうか。
諸外国語の多くでは圧倒的に回文だろう。
(母音と子音の順序にかなり規則性があるため。) 日本語は母音と子音が一体になった記号を用いるため、 他言語に比べて回文は作り易いといえる。

n文字の文が回文になっているかの判定は、n-1箇所の 句切れの有無に対して意味が通るかの試行になるので、 高々2^(n-1)通りを試せば良い。
これに対してアナグラムの場合、重複を含む順列の数を 掛けるので、 2^(n-1)×(n!)/(n1!n2!n3!…) where Σni=n となる。
元の文が重複のない10文字の場合、回文512通りに対して アナグラム1857845600通りである。
これだけたくさん候補があるならばアナグラムのほうが作り易い と思ってしまうのは、この宇宙のどこかに地球に似た惑星が あるのを期待するのと同じ心理かもしれない。