someとany


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「このライブラリ『誰か』使ってる?」

この記事で@lestrratがおっしゃっているように、 日本人は中学校くらいのときに 肯定文はsome、否定文と疑問文はanyと習う。

だけど、否定文や疑問文で使われるsomeもあるし、 肯定文で使われるanyもあるので、私の理解は someが存在記号(∃)、anyが全称記号(∀)、である。

Somebody doesn't like this library.
Anything will do.
等が上記の例だが、 ∃x, x doesn't like this library.
∀x, x will do.
と読めば良い。
Something will do.
という言い回しがあるのかは知らないが、これも ∃x, x will do.
と理解すれば良い。

例えば晩御飯のお使いを頼まれたときに、 Anything will do.
であれば「何でもいいよ」であるが、 Something will do.
だと、「(具体的には思いつかないけど)食べたいものはあるよ」 となる。そんなお使いはしたくないが。

そもそも両者は全く異なる概念だと思うんだけど、 ごっちゃになるという話を何故かよく聞く。