数学の現在
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書籍部で「数学の現在」のe、i、πを買う。
eが赤、iが青、πが緑の装丁なんだけど、
・RGBの順だとe→π→i
・オイラーの公式でよく見る順だとe→i→π
なので、どの順で並べるかちょっと迷う。
さらに、各巻の奥付を見ると、
・e巻はi→π
・i巻はπ→e
・π巻はi→e
なので、i→π→eとなる。
これはRPN電卓でオイラーの公式を計算するときと同じ順だ。
(i、π、×、exp。HP35sだとEnterを一回も押さずに済むのが
素晴らしいが、虚部が2e-13と微妙に0にならない。)
3!=6通りから3通りには絞られたが、さて、どれで並べよう。
あと、3巻同時刊行なのだが、4巻目を出すとしたら
1巻だろうか、あるいは-1巻だろうか。
パラパラとしか目を通していないけど、面白そうな反面
結構ガッツリな内容なのでどのくらいフォローできるかは
謎である。
e巻の第3講で、確率論の基本定理として
- 大数の法則
- 中心極限定理
- 大偏差原理
が挙げられている。
人間が理由付け、あるいは野矢先生の言葉を借りれば秩序付けを
行うようになったのも、大数の法則や中心極限定理から説明できたり
しないだろうか。
反応拡散方程式もそうだが、不規則なものや一様なもの、可逆なものから
規則化、局在化あるいは不可逆化が起きる過程に、意識の発生のきっかけは
ある気がする。
それは神秘的でも何でもなく、純粋に系の発展として記述され得ると思われる。