思考のパターン化
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一度考え抜いて思考を整理したテーマについてはスムーズに話せるのだけど、年齢を重ねるにつれて考えたことのあるテーマに遭遇する機会がだんだん増えていき思考がどんどんパターン化していった結果、自己が入力から適切なパターンをただ検索しているだけで創造的ではなくなっている感覚がしてしまう
— Nami Ogawa (@namicha_1) 2015年3月4日
思考のパターン化自体は創造性の低下にはつながらないと思う。
というのも、それはもちろん思考の短絡につながるのだが、言語化あるいは
概念化というのはすべからくパターン化の産物だからだ。
むしろパターン化抜きには創造的になることすらできないと言える。
では、何故こういった感覚に同意することもできるのか。
それは、パターン化は一意的でないはずなのに、それを固定してしまうことがままあるからだ。
以前書いた意識をなくすための方法の一つ、
試行回数を増やすことで、理由付けによらない意味付けをする An At a NOA 2016-05-05 “無意味に耐える”
というパターン化は、それを一意的なものにするという過程だ。
創造性というのはコンセンサスが常に不完全にしか実現しないことの表れである。
逆に、もしそれが完全なものとして実現できてしまうのであれば、他我の境界は
消え去るだろう。
創造性のない世界というのは、この上なく合理的なディストピアになる。