理由律
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理由とは、コンセンサスの名残である。
An At a NOA 2016-11-15 “理由”
によって理由を定義するならば、
                    理由律とは、下される判断は何かしらの
                    コンセンサスに基づくはずだとみなす信念
                    ということになる。
そのコンセンサスは予め明らかになっていなく
                    てもよく、後から整合性を確かめることで
                    得られれば十分である。
                    このことが理由律に基づく判断の投機性を生み出し、
                    それと同時に、本来名残であるはずの理由が、
                    逆にコンセンサスを生み出しているという錯覚の
                    源にもなる。
意味付けでは、複数のセンサへの入力情報を元に特徴
                    抽出することで、コンセンサスを形成し、判断を下す。
                    これが、コンセンサスが先行する「正規の」判断
                    機構であり、圧倒的に大量のデータがある場合には
                    こちらが使える。
                    データが少ない状態においてこれを模擬するために、
                    コンセンサスがあったことにして、整合性を後から
                    取ることで、実際にコンセンサスがあった場合と概ね
                    同じだとみなすのが、理由付けということになる。
少しセンチに擬人化すれば、心細さに耐えられないことで
                    投機的短絡が起こり、意識が実装されるのである。