「そうだ」と「すぎる」


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「そうだ」と「すぎる」に対する接続は、 違いがなさそうでいてあるのが心憎い。

「なさそう」と「よさそう」はよさそうで、 「なさすぎる」も言えそうなのに、 「よさすぎる」とは言えなそうだということを 考えだすと、厳密な線引きは出来なそうで、 揺れがあるのもやむを得なそうである。

結局は語感の問題な気がするので、日本語の拍の 感じ方も時代とともに変わっていそうだし、 塊として捉える単位が短くなりそうな口語では 「さ」を入れがちで、短くならなそうな文章では 逆に「さ」を入れなすぎるのかもしれない、 という結論はくだらなすぎるだろうか。

さて、この文章にいくつの「さ」を入れたく なっただろうか。
「そうだ」と「すぎる」を入れ替えると 「さ」を入れる数は変わるだろうか。