マリアノ・フォルチュニ 織りなすデザイン展


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三菱一号館美術館でマリアノ・フォルチュニ 織りなすデザイン展を観てきた。

やはり「デルフォス」やテキスタイルが目を引くが、舞台装置やデスクライトなどの発明家・エンジニアとしての仕事も豊富なのが面白い。細やかなプリーツを特徴とする「デルフォス」が、200mm立方ほどの小さな箱へと捩れて収まっているあたりに、収納の仕方までを見据えたエンジニアリングを感じる。折り紙にも通ずるfoldの極致だ。クラシカルな素養はもちろんのこと、発明家やエンジニアとしての視点があればこそ、「デルフォス」が画期的なファッションデザインとしてまとまったのではないかと思う。