地球人は宇宙人の部分集合か?


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https://youtu.be/ksklt5-zluI

「宇宙人」の定義による。
広辞苑第六版では、宇宙の項に宇宙人の説明があり、

―-じん【宇宙人】 ①地球以外の天体に生息するとされる、高度な知能を持った生命体。

となっている。
ちなみに宇宙の項は以下のとおりである。

うちゅう【宇宙】 ①世間または天地間。万物を包容する空間。
②[哲]時間・空間内に秩序をもって存在する事物の総体。また、それら全体を包むひろがり。
③[理]すべての時間と空間およびそこに含まれる物質とエネルギー。
④[天]すべての天体を含む空間。また特に、地球の気圏の外。

④に関連して、天体と宇宙空間を調べると、

てんたい【天体】 宇宙空間にある物体。銀河団・銀河・恒星・衛星・彗星・星雲などの総称。
―-くうかん【宇宙空間】 恒星または惑星の間の空間。地球についていえば、一般に、ふつうの航空機が飛べる限度(高度約三十㌖)以上の空間。

となっており、地球は天体や宇宙空間には含まれていないことがわかる。(少しツッコミを入れると、宇宙空間の定義によれば恒星は宇宙空間に含まれないのに対し、天体の定義では恒星が列挙されているので、整合していない。)

つまり、宇宙を④の意味で捉えると、地球は宇宙の部分集合ではなく、地球人もまた宇宙人の部分集合ではないことになる。ただし、宇宙人から見た地球人は宇宙人であり、「宇宙人」という用語は「外国人」と同じように相対的な関係に基づく呼称になっている。そのため、④の意味では命題「地球人は宇宙人の部分集合である」は偽であっても、命題「地球人は宇宙人である」は必ずしも偽ではない。後者の真偽を判定するには誰にとってかを決める必要がある。

一方で、宇宙を①~③の意味で捉えると、地球⊂宇宙なので、命題「地球人は宇宙人の部分集合である」は真である。これは「日本人はアジア人の部分集合である」と同じであり、定義より自明である。

宇宙がゲシュタルト崩壊したので今日はここまで。