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顔の好みを好き・嫌い両方向に変化させるニューロフィードバック技術を開発

大変興味深い研究。

ただ、顔の好みの好きと嫌いを異なる認知機能としているが、 これって同じ認知機能に対する状態の違いとして整理可能では ないかという点に疑問が残る。

あと、機能局在論に対する反局在論という呼び方は非常に誤解を 招く表現のように思われる。
機能全体論は、脳全体での活動パターンが認知機能と対応し、 機能局在論は、局所的な脳領域の活動パターンが認知機能と 対応した上で、全体を横断するネットワークが存在する、というように 理解をしていたので、帯状皮質という局所的な領域の挙動に着目するのは 局在論ベースだと感じられる。
(というか、カンデル神経科学第1章を読んだ時にも思ったが、 局在論よりもコネクショニズムという名前の方が合っている。)

それとも、機能全体論とは、ある程度どの領域でも、任意の認知 機能をエミュレート可能という意味で、機能局在論とは、認知機能と 活性化領域の対応が固定的という意味なのだろうか。
そういう意味なのであれば、反局在論という呼び名は正しいと言える。
そして、活性化領域の局所化が単なる実装上の都合なのだとすれば、 特定の機能をどこに割り当てるかは調整可能だろうから、方向性としても 妥当だと考えられる。