SAIKAWA_Day02


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そもそも、感情は意味付けの範疇にあると言えるので、ここで「人間的な」と 言われているものを「意識に特有の」と解釈するのであれば、理由付けに よる感情という矛盾を生じるように思う。

つまり、他の生命と比べたとき、理由付けによって新しい問題設定を行う ところに、意識の特徴が際立つのに対し、感情というのは、新しい問題 設定を要しないところに、その特徴があるような気がする。

強いて言えば、「困惑」あたりが一番近い。
既存の判断機構による判断停止を回避することに関して、 意識はかなりのアドバンテージを有している。
意識によって、困惑に陥る状況をある程度避けられている人間を、 困惑それ自体によって特徴付けるのは地で図を示すようなものだが、 それが最も妥当性が高いように思われる。