思考の速さで


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思考の速さで思考したい。

この感覚を言語化するのは難しいのだが、この表現が 一番しっくりくる。

道具というのは、物理的身体あるいは心理的身体の 抽象過程を外部化したものである。
思考という、心理的身体による抽象も、外部化された 道具によって部分的に補助されるが、道具の利用は 物理的身体を介することになるため、物理的身体の 抽象による心理的身体の抽象の中断を如何にして減らすか ということが問題になる。

構造設計で言えば、電卓あるいはPCがその手の道具になる。
RPN電卓に対しては、自分自身の思考の方を適合させる ことで障壁を下げることができた。
PCではVimとAutoCADに物理的身体を慣らしているが、 できれえばLinuxに移行したいのでCADソフトウェアは 悩みどころだ。
そして、構造解析はstをチューニング中である。
他人が作ったソフトウェアには、物理的身体の方を慣らすしか ないのに対し、自分で作るソフトウェアは、心理的身体の特性に 合わせて操作方法を変えられる。

究極的には、考え事をするスピードで、設計をする。
それが、思考の速さで思考する、ということだ。