理由の生成
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昨日の夜、明かりを落として横になった後に、 いくつか頭に浮かぶことがあったのだけど、 「なるほどそういうことか」という感覚と、
他人への依存なしでは人間ではいられない
というメモだけが残っていた。
その前段にいろいろあったような気がするのだけど、
これだけメモして寝たらしい。
意識の意味での境界内では、投機的短絡により形成される
概念の投機性がエントロピー低下の度合いを決める。
しかし、投機性ゆえにその維持には理由が必要になり、
供給されなければ消えてしまう。
境界内での通信では投機性の傾向が近く、この過程が早期に
収束してしまうが、通信が境界外まで及ぶときには異なる
投機性に触れることで発散や振動する可能性がある。
他人という感覚は、通信における投機性の概念化が維持
されることから生まれると言えるだろうか。
境界外にみられる投機性のずれは問いとなり、摂取可能な
理由を生み出し続ける。
理由によって投機性が概念化され続ける様は、コンセンサスを
とる過程であり、これが人間でいるために他人に依存する
ということだろうか。
完全に一致した投機性を示す投機的短絡を生じる回路は、
半ば自分として感じられるだろう。
老夫婦の話はそれに近く、多くのディストピアはこの状態
への大規模な収束として描かれる。
そこに問いはないのかもしれない。
問いがなければ理由も生成されない。
理由を摂取できない人間は意識の意味で死を開始する。