リテラシー
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リテラシーとは、抽象から具象を再構成する能力である。
An At a NOA 2017-04-28 “思考の体系学”
日常で受け取る情報の多くは何かしらの編集を経ている。
リテラシーがあるというのは、どのような編集がなされ、
その過程でどのような情報が捨象されたのかを想像する
ことができるということであり、リテラシーがないという
のは、編集後の抽象された情報をそのまま具象として
受け取ってしまうことである。
リテラシーが高いというのは、抽象を再構成することで
想像された具象と元の具象が、情報として高い一致度を
有するということであり、リテラシーが低いというのは、
全然別の情報をもつ具象を想像してしまうことである。
抽象から具象を再構成するにあたり、限られた方法や
固定化した方法しか用いない場合には、リテラシーが
低くなる可能性が高まる。
Wikipediaのリテラシーの項目には、現代的なリテラシー
として多くのヴァリエーションが列挙されているが、
おそらくどの分野においても、上記の原則は同じだろう。