短調の悲しみ
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忘れたくないこと。今朝幼稚園の年中さんのクラスにて。
— 歌が好きな棒振る人 (安藤敬) (@kapoomm) 2017年5月10日
ドミソは楽しくてレファラがちょっぴり悲し気なのはどうしてかな?って聞いたら、「レモンのレだから」 うーん、汚れた大人になってしまった俺にはない発想だ。
ある波長の音を基準にしたとき、その整数倍の長さの波長をもつ
音とはハモることができる。
ハモるというのは、二音の振動数差に伴ううなりの波長もまた
元の波長の整数倍になり、いわゆるうなりとしては聞こえない
状態のことを言うのだろう。
元の音よりも波長が短い=周波数が大きい音を、周波数比率が
整数倍になるように追っていくと、
1:2:3:4:5:6=C:C:G:C:E:G
となり、4:5:6という長調の比率が現れる。
逆に、元の音よりも周波数が小さい音を追っていくと、
1:1/2:1/3:1/4:1/5:1/6=C:C:F:C:A♭:F
となり、1/4:1/5:1/6=15:12:10という短調の比率が現れる。
この知覚の差が感覚の差にどういった経緯で組み込まれたのかは
非常に興味深い。
短調の悲しみはどこから来るのか。
短調は悲しいものだと教わるからであると言えるだろうか。