DEVILMAN crybaby


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「DEVILMAN crybaby」を観た。

めちゃくちゃいい。

原作を読んだことがないので比較はできないが、 これ単独ですごくいい。

やっぱり印象的だったのは泣いてるシーンだ。
不動明も幸田燃寛も牧村美樹も牧村ノエルも ミーコもデビルマンも飛鳥了も、みんな泣き、 泣くものだけがデビルマンになることができる。
泣くときの絵も声もいい。
牧村ノエルは「セブン」のブラッド・ピットを 思い出させるし、9話のラストはデビルマンと 一緒に悶えるしかない。
それぞれが、言葉で分析すると消え去る何かを、 とても静かに静かに哭いている。
感動とか悲しみとかでなく、泣くことそのものを 理屈抜きに共有できるのはすごいと言う他ない。

湯浅政明やホドロフスキーの作品を観ていると、 virtualな表現の強みというのは、色、音、形、 テンポ、パース、その他諸々の要素のいずれにしろ、 actualのどこかを敢えて捨象することで強調される 何かにありそうだということを強く感じる。
エクスタシーへの近づきを感じさせる何か。

あと、どことなく技術的特異点のことを考えた。
技術的特異点が来るとしたら、それは技術的な 要因よりも、悪魔に対する人間の反応のような、 人間的な要因がきっかけになるのかもな、という。

4時間くらいで一気に観れるので是非観てほしい。