リアルさの再現


[tag:]

CG女子高生「Saya」が超リアル 「不気味の谷」超えた執念の手描き

CGの側がリアルさの追求のために、非対称性、ほくろ、 しわ、髪のはね、等を織り込んでいくのに対し、 人間の側は整形等によってそういったディテールを 削っていくという構図はとても面白い。

シン・ゴジラ」のリアルさの話でも触れたが、ディテールが 意味付けに耐えるようになることで、リアルさが生まれる。
WaveNetはそこをCNNに任せることに成功したものだと言える。
ドット絵を高画質化する技術やwaifu2xなんかもそうだ。

人間が脳内でしばしば無意識のうちに自動変換していた内容 An At a NOA 2015-05-21 “waifu2x

を、脳以外の装置で生成、出力することがリアルさを生むというのは、 リアル=現実の何たるかを教えてくれるようだ。

意識とか心とか呼ばれるものを人工知能に実装すべきかという 問題も、そういったディテールのリアルさという観点からは、 表面的には実装するべきという方向になるのかもしれない。
理由付けはしていないけれども、あたかもしているかのような 処理過程を意味付けにより再現するような。

哀しいかな。
人間は現実が恋しくてしょうがないのかもしれない。

p.s.
twitterを直に埋め込んでも警告が出なくなった。
今後は埋め込みを使うように戻そう。