自己嫌悪
[tag:]
整合した体系は、不整合なものよりも理解しやすい。
むしろ、不整合だらけの現実から切り出した、幾分
整合的なサブセットを全体に重ね合わせようとする
過程のことを、意識による理解と呼ぶべきだろう。
整合的なサブセットとはつまりイデアル=理想であり、
整合性の判断基準に応じて様々な理想が立ち上がる。
あるイデアルを固定化して、現実を理想に合わせる
フィードバック回路を形成することは可能だろうか。
(これはつまり、商環をつくることと同じか)
意識が自身についてそれに失敗し続ける過程は、
自己嫌悪と呼ばれる。