「である」型加速器
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各々が狭い領域での「する」に集中し、領域間を「である」ベースの
コミュニケーションによる大量の均質な抽象で埋め尽くすことで、
エントロピー増大を加速させる。
専門分化、急成長、大量消費、人口増加、ポピュリズム、思考停止。
「である」型加速器によって、とにかく早くわかることを目指した
社会の行き着いた先が、これらだったということだろうか。
現実からの抽象化作用よりも、抽象化された結果が重視される。
丸山眞男「日本の思想」p.65
何もかもが専門分化した世界では、人間は個としては まったく不自由で、何かの専門家としてだけ自由を 手に入れることになってしまう。
An At a NOA 2017-05-12 “自由と集団”
近代以降の急成長は、理由付けによってエントロピー増大が 加速したというだけのことなのかもしれない。
An At a NOA 2017-09-15 “タイムマシン”
判断基準が更新する過程をないがしろにし、判断基準を所与の ものとした上で「正しい」ことを求めるだけの、「とにかく 早くすっきりしたい」という思考停止。
An At a NOA 2017-10-13 “せっかち”