QUERY: 勤労の美徳

もったいない? 仕事をするしないなんてどちらでもよい。勤労の美徳というものは、仕事を することがよいことだという正義を掲げないと人間社会が成立しなかった
ベーシックインカム2 勤労の美徳というコンセンサスが得られなくなった時代がきたら、 あのときはまだ早かったと振り返ってもらえるだろうか。
労働価値のコンセンサス 労働価値が勤労の美徳というコンセンサスに支えられて いることは、決して幻想として切り捨てることはできない。
ベーシックインカム3 労働は経済における価値につながるかもしれないが、それ以上に 勤労の美徳というかたちで人間が生きる意味につながる。 労働にありつける間は美徳に浸ることができるため、機械化への
随想録1 勤労の美徳というものは、仕事をすることがよいことだという正義を掲げないと 人間社会が成立しなかった時代の名残に、いつかなっていく。
懲役刑 懲役刑では勤労の美徳という思想に基づき、労働を課す ことが矯正につながるとされているが、労働が機械に
SAIKAWA_Day03 分配された各役割は、一つでも遂行が途絶えると死に直結し得る。 そこには「勤労の美徳」という概念がなくても、生存への欲求があるだけで 相互管理が成立したはずだ。
SAIKAWA_Day03 その過程で、既に生きること自体とかなり切り離されてしまったものを、 理由付けによってつなぎとめようとした結果が「勤労の美徳」だと言えるだろうか。
SAIKAWA_Day03 おそらく、代替となるような生きることを理由付けするための装置が発明されない限り、 「勤労の美徳」という古式ゆかしい装置がいつまでも稼働するのだろう。
屍者の帝国 労働からの解放およびベーシックインカムの導入により、 「勤労の美徳」という倫理観からも解放されて数十年が経つと、 若年性認知症の報告数が飛躍的に増加した。
屍者の帝国 至って健全である。 そこに「勤労の美徳」がインストールされることで労働力になり、 人々は再び労働に駆り出されるようになる。
宝石の国 未来もあり得なくはないだろう。 金剛先生という存在は、神、勤労の美徳、意識の価値といった、 疑わしいかもしれないが、疑わずにすがるべき対象として、
勤労の美徳 勤労の美徳は、ときに虐殺器官となる。