2016年
[tag: book]
今年はよく記事を書いた。
この記事を入れると447本。
全記事で825本だから、実に半分以上が今年のものである。
読書量が増え、bookタグのうち読了したものを数えると36冊になる。
月平均で3冊、だいたい10日に1冊読んでいるペースだ。
読む量が増えたこと以上に、読んで考えたことを言語化することで、
思考範囲が拡がったように感じることが重要なように思われるので、
来年以降も続けよう。
- 魔法の色を知っているか?
- そして二人だけになった
- 通信の数学的理論
- サイバネティックス
- 有限性の後で
- χの悲劇
- 科学と仮説
- 社会心理学講義
- 責任という虚構
- 心という難問
- 共通感覚論
- 風は青海を渡るのか?
- 生態学的知覚システム
- 計算機と脳
- 生命とは何か
- カンデル神経科学
- いま集合的無意識を、
- 知の編集工学
- もうすぐ絶滅するという紙の書物について
- 文体の科学
- 理不尽な進化
- 分類思考の世界
- 系統樹思考の世界
- ぼくらは都市を愛していた
- 風姿花伝
- 現代思想_未解決問題集
- 科学と文化をつなぐ
- 生命壱号
- デボラ、眠っているのか?
- いきものとなまものの哲学
- 動きすぎてはいけない
- ベルクソン『物質と記憶』を解剖する
- 笑い
- 絞首台の黙示録
- 屍者の帝国
- あなたは今、この文章を読んでいる。
こうして列挙してみると、思考や興味の変遷がわかって面白い。
映像作品を観る量も増えた。
BDやDVD、アマゾンプライム、Youtubeの有料動画等、自宅で
観ることが多いが、今年は映画館にも4回ほど足を運んだ。
映画館に行くモチベーションを掻き立ててくれる良い映画が
たくさんあったのは、2016年の特筆すべき事項だ。
今年最も泣いた瞬間は、「シン・ゴジラ」を1回目に観たときだろう。
(その次は多分「SHIROBAKO」だ)
観劇では、小林賢太郎のステージを2回観に行くことができた。
「うるう」が今年最も笑った瞬間に挙げられるだろう。
今年はAIとVR/ARの話題が急に増えた年だったが、特に3月にAlphaGoが
勝利したことは、充足理由律への再考を促すという意味で、個人的な
思考への影響が大きかった。
理由付けと意味付けという単語を3月頃から使い始め、メイヤスーや
小坂井敏晶、ギブソン等の著作の影響を受けながら、7月頭に随想録として
一度整理した。
それ以降も少しずつ変化しながら発展しているので、そろそろまた
随想録をまとめたい。
かつては回文やアナグラムといった言葉遊びばかりだったのが、
回文が4記事、アナグラムが10記事で全体の3%とは情けない。
暇な時間を読書と思考に割くようになったから致し方ない部分も
あるのだが、感覚が鈍らないように来年はもう少し取り戻そう。
初心忘るべからず。
しょしんわするべからず
しべんするからしょわず
思弁するから背負わず