2017年


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今年読んだ本。

  1. 意識に直接与えられたものについての試論
  2. 生命、エネルギー、進化
  3. すばらしい新世界
  4. 科学と神
  5. 人間機械論
  6. エントロピー再考
  7. エレホン
  8. 熱学思想の史的展開
  9. 言葉使い師
  10. 私たちは生きているのか?
  11. 時間の非実在性
  12. 読書について
  13. 未来のイヴ
  14. 進化論の射程
  15. 文化進化論
  16. 人はなぜ物語を求めるのか
  17. GA JAPAN 145
  18. 暴力と社会秩序
  19. ディザインズ
  20. ビットコインとブロックチェーンの思想
  21. サピエンス全史
  22. 情報社会の〈哲学〉
  23. ゲンロン0
  24. 科学とモデル
  25. 時の概念とエントロピーならびにプロバビリティ
  26. 思考の体系学
  27. 19世紀パリ時間旅行
  28. ダマシ×ダマシ
  29. ラインズ
  30. あなたの人生の物語
  31. 人間はなぜ歌うのか?
  32. 人間の未来
  33. 集合論入門
  34. 現代数学入門
  35. ネーターの定理
  36. ハイブリッド・リーディング
  37. 恣意性の神話
  38. ゲーデル
  39. 幼年期の終り
  40. 技術の道徳化
  41. 都市と星
  42. 人間の経済
  43. 青白く輝く月を見たか?
  44. 意識と本質
  45. ゲンロン5
  46. イメージの自然史
  47. 胎児の世界
  48. リズムの本質について
  49. 生命に部分はない
  50. 「ものづくり」の科学史
  51. 善悪の彼岸
  52. マッハとニーチェ
  53. 何を構造主義として認めるか
  54. 職業としての学問
  55. 神話と科学
  56. 社会思想の歴史
  57. 時間の比較社会学
  58. 現代社会の理論
  59. 共同体の基礎理論
  60. プロトコル
  61. 実在への殺到
  62. 食人の形而上学
  63. 建築における「日本的なもの」
  64. 改訂を重ねる『ゴドーを待ちながら』
  65. 身体のリアル
  66. 借りの哲学
  67. 日本の思想
  68. ピアノを弾く哲学者
  69. ペガサスの解は虚栄か?
  70. 政治的なものの概念
  71. 組織の限界
  72. 語るボルヘス
  73. 民主主義の内なる敵
  74. 多層的な類人猿
  75. 一四一七年、その一冊がすべてを変えた
  76. 日本の人類学
  77. 都市と野生の思考
  78. 遊びと人間
  79. ユートピア
  80. 脳の意識 機械の意識
  81. 日本問答
  82. 江戸の想像力
  83. 演劇とは何か
  84. 宇宙際Teichmüller理論
  85. 天文の世界史
  86. 日本人とリズム感
  87. 圏論
  88. 死刑 その哲学的考察
  89. コミュニケーション学講義
  90. 考える/分類する

今年観た映画。

  1. 屍者の帝国、あるいは
  2. 沈黙
  3. 虐殺器官
  4. her
  5. 楽園追放
  6. メッセージ
  7. BLAME!
  8. ホドロフスキーのDUNE
  9. リアリティのダンス
  10. エンドレス・ポエトリー
  11. アバター
  12. ラ・ジュテ

列挙してみると、一年前は遥か以前のことに感じる。

判断基準の更新が滞ればあっという間に感じられるし、 判断基準の更新が著しければ長い時間に感じられるのか。
近代的な絶対時間との比較でしかないが、判断基準が 壊死しかけていないかの目安にはなるかもしれない。
年齢との相関はやはり多少はあるのだろう。

今年は仮想通貨とスマートスピーカが流行った。
これらはアナログなメディアとして「常識」になるのか、 一過性のデジタルなメッセージとして流れ去るのか。
将棋や囲碁では、AIの手に対する理由付けが頻繁に 行われるようになり、定石という「常識」へのAIの 影響は、もはや無視しできなくなったように感じる。

こういったことを、かつて通貨や言語が辿ったのと 同じような、デジタルがアナログになる過程として 振り返るのも面白いのではないかと思う。
それはつまり、人間の判断基準が更新された足跡を みるということだ。
一年後の人間はどれだけ変化しているだろうか。